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ハワイのイルカツアー ドルフィン&ユーのサスティナブル

美しい海と自然に囲まれたハワイ。誰もが一度は訪れてみたいと思う島ですよね。そんなハワイも実はいくつかの問題を抱えています。その一つは、ゴミの問題です。ハワイでイルカツアーを初めて今年で35年の私たちもその頃と今では明らかに違うと感じています。イルカがプラスチックで遊んでいたり、魚網がウミガメに引っかかっている光景を以前より見かけるようになって、私たちスタッフも考えさせられました。そして、20年ほど前から、海をいたわる、また海にお返しをするということを考えるようになり、イルカツアー中、ゴミを拾いながらツアーを行ったり、リサイクル活動の強化を始めました。

太平洋ゴミベルト

太平洋には、海流の流れの関係でゴミが流れ着く太平洋ゴミベルトと呼ばれる場所があります。それが、ハワイのすぐそばに位置しているんです。そして、ハワイのビーチにもたくさんのプラスチックゴミが流れ着いています。それらのゴミは、アメリカ、中米、日本や中国、韓国、ベトナムから流れ着くと言われています。楽園ハワイは、トロピカルなイメージがありますが、一方では、深刻なゴミ問題に直面していると言えます。

ゴミベルトには、プラスチック製品や廃棄物、魚網や釣り針などがあります。これらのゴミは海洋生物に影響を与えるだけでなく、海洋環境や生態系にも悪影響を及ぼしています。ハワイのビーチに流れ着くゴミの中で最も多いのが、プラスチック製品です。特に使い捨てのプラスチック製品が多く、ビニール袋やボトルなどが海岸や海に漂着しています。これらの、プラスチック製品は海洋生物が誤って誤飲したり、絡まってしまったりと影響を与える恐れがあります。また、家庭からの廃棄物や工業廃棄物、建設廃棄物などが流れ着くこともあります。その他様々なゴミが漂着しています。ガラス製品や金属製品、衣類、ゴム製品なども環境に悪影響を及ぼし、美しい自然環境を損なうことにもつながります。そして、何よりもイルカ、クジラ、ウミガメ、モンクシールなど、海に住む生き物たちがゴミの被害を受けています。ドルフィン&ユーでは、率先してゴミを拾い、海の生物たちを守るべく環境を壊さないよう活動しています。

珊瑚を守る日焼け止め

またゴミとは別の問題となりますが、ハワイでは珊瑚礁の白化現象が問題となっています。珊瑚は栄養を失うと白くなり、最後には死んでしまいます。珊瑚はキレイな海で生息しているものなので、これは海が汚れてきているということです。ハワイでもこれを真剣に受け止め、2021年から新しい日焼け止めに関する法律ができました。珊瑚礁にとって有害な成分、オキシベンゾンとオクチノキサートという化学物質が含まれる日焼け止めの販売を禁止する法案ができました。ドルフィン&ユーでも、珊瑚に優しいものを使っていただけるよう、オススメ&販売しています。

ハワイに旅行に来る皆さんには、ちょっとびっくりする事かもしれませんが、地球はこんな風にあちこちで悲鳴をあげています。ドルフィン&ユーでは、イルカのいる海、またハワイの環境をを守るべくサスティナブル・アソシエーション・オブ・ハワイ(STAH)の持続可能なツーリズム認証プログラムに参加しています。

ドルフィン&ユーは、これからもマラマハワイ(ハワイをいたわる心)を意識し活動していきたいと思っています。