クジラがハワイにやってくる冬の季節
ハワイでは、11月〜3月を冬と呼びます。この時期になると、遙かアラスカからザトウクジラ達が暖かいハワイの海にやってきます。なぜこんなに長い距離を泳いでくるのでしょうか。それには、いくつかの理由があります。アラスカの海は夏には食べ物が豊富ですが、冬になると極端に水温が下がり厳しい環境となります。特に子クジラは、この過酷な環境のなかで過ごすのが難しくなります。そこで、クジラ達はハワイの海に移動し、出産や繁殖を行います。また、アラスカ周辺では、シャチが子供を襲うことがあるため、点滴の少ないハワイまでやってくるのだそうです。ハワイは、クジラにとっても楽園なのかもしれませんね。
イルカとクジラの関係
100%の確証はありませんが、ハワイで、素敵な話を聞いたことがあります。アラスカからクジラが近づいてくるとイルカが迎えに行くというのです。まるで古くからの友人同士が再会するかのようなこのエピソード、聞くだけで心が温かくなります。この話には、科学的な裏付けがあるわけではありません。でも、もしこの話が本当なら、イルカとクジラはどうやってコミュニケーションをとっているのでしょう。テレパシーでしょうか?そう考えるとファンタジーの世界が広がります。言えることは、イルカたちはハワイの海に一年を通して暮らす住民とも言える存在。そして、イルカもクジラも人間にとって特別な存在であり、それぞれの役割を通じて海洋生態系を支えています。こんな話があるのもなんとなく納得です。
もしハワイを訪れる機会があれば、ぜひクジラウォッチングやイルカとの遭遇を楽しんでみてください。ボートツアーに参加すれば、運が良ければ海の上でこの物語のような瞬間に出会えるかもしれません。ドルフィン&ユーでは、時々ツアー中にクジラのそばを泳ぐイルカを見かけることがあります。自然の中にはまだまだ私たちが知らない物語が眠っています。そして、たとえそれが本当かどうかはわからなくても、人々が自然と深くつながり、その存在を尊重してきた証として、大切にしたいと思います。
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